小袋に詰めたコカインを飲み込んで密輸入しようとしたとして、警視庁薬物銃器対策課は4日、麻薬取締法違反(営利目的輸入)と関税法違反(密輸未遂)の疑いで、仙台市太白区、職業不詳小林涼容疑者(28)を逮捕したと発表した。逮捕は3日付。  同課によると「体の中にコカインがあったとは知りませんでした」などと容疑を否認している。

小林容疑者が体内に隠していた、コカインを詰めた袋の1つ=警視庁提供

 逮捕容疑では、カナダ・トロントの空港から8月26日に航空機に乗る際、コカイン5グラムを詰めたゴム製の小袋(直径1.5センチ、長さ5センチ)を飲み込んで体内に隠し、27日午後4時ごろ羽田空港に到着し、日本国内に持ち込もうとしたとされる。  袋は体内から53個見つかり、コカイン265グラム(末端価格計662万5000円相当)を密輸入しようとしたとみられる。  同課によると、小林容疑者が密輸に関わっているとの情報があり調べていた。羽田空港の税関で検査を受けた際、トイレでコカインの袋を15個排せつしたことから発覚。搬送され、9月3日までに全ての袋が体内から取り出された。 

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