経営再建を目指す鹿児島市の山形屋に、来月、大手家電量販店と文具店が出店します。客からは「意外」との声も聞かれる中、その狙いは?

山形屋に来月1日にオープンするのは、家電量販店の「エディオン」と、文具を販売する「丸善」です。

山形屋によりますと、今月30日で閉店する2号館5階の文具雑貨店「What」の跡に出店します。

エディオンの売り場面積はおよそ240平方メートルで、洗濯機や冷蔵庫などの家電を扱います。エディオンは山形屋グループでは、霧島市の店舗にも出店しています。

丸善の売り場はおよそ160平方メートルで、おもに文具を販売し、Whatで人気だった鹿児島のご当地グッズを引き続き、取り扱うということです。

(客)「エディオンは意外。いろいろなファミリー層が利用して活性化に繋がると思う」
「リニューアルして活性化すれば良い」

山形屋は去年12月、360億円の負債を抱え、「事業再生ADR」を申請。今回の2つの店舗出店は、山形屋が進める事業再生計画の一環だということです。

(山形屋広報担当・坂口博英部長)「エディオン、丸善に出店していただくことで新しいお客様にご来店いただけるのではと期待。山形屋の店舗活性化に繋がると考えている」

山形屋は若者やファミリー層など、新たな客層の獲得につなげたいとしています。

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