7月の記録的大雨では新庄市で2人の警察官が命を落としました。

きのう現場を訪れた露木警察庁長官は、きょう「安全を確保する資機材の整備などが極めて重要」と所感を述べました。

新庄市本合海では、7月の記録的な大雨で近くの新田川が氾濫し、救助を求める通報を受けて出動した警察官2人がパトカーごと押し流されて命を落としました。

※画像は7月 警察官殉職現場

※画像はきのうの視察(左が露木長官)

きのう、新庄警察署で説明を受けたあと、現場近くで黙祷を捧げた露木警察庁長官は、きょう取材に対し、当時の交信記録を聞いたことなどを明らかにしました。

警察庁 露木康浩 長官「水に流されているパトカーの中から彼らが発した声をきのう聞きましたけれども、まだまだ車がここに流入していきていると、交通規制をしてほしいという声が最後の発信であったというふうなことを伺いました」

「彼らは最後まで警察官であったと思います」

「非常に危険な業務に従事する警察官の安全を確保するための、資機材の整備などが極めて重要であるということを、改めて痛感した次第」

県警は今後、再発防止をはかるため、警察官の身を守るライフジャケットの数を増やす方針を示しています。

また、警察庁と情報共有を行い、このような災害時の安全規定を見直すとともに、今後の災害対応にあたっていくとしています。

県警では殉職した警察官2人について、今月17日に警察葬を実施するとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。