JR福山駅前に新たな複合商業施設「ニューキャスパ」がグランドオープンしました。

RCC福山放送局 内田博文記者
「2012年に閉館した旧キャスパ。きょう、装いを新たに“ニューキャスパ”として生まれ変わりました」

9月1日、グランドオープンした「ニューキャスパ」は、3つの棟で構成する建物の1階と2階に入る商業施設を指します。ファッション系テナントを中心ににぎわった旧キャスパが2012年に閉館し、その7年後から再整備が進められてきました。

オープンに併せ5つの店舗が開店。先行開店していた3店舗をあわせ8店舗がオープンしたことになります。

北棟1階の美容室では、初日から予約で満席となりました。

また、広島県神石高原町の食材を生かした飲食店もオープンです。特産のトマトが入ったお酒やコンニャクを使った料理なども提供されます。その隣には、神石牛の焼肉店があり、9月中旬のオープン予定で準備が進んでいます。

MSERRNT 丹下工 共同代表
「福山駅構内ぐらいなイメージなので、福山市の中で一番の立地」

県内2店舗目の「スノーピーク」もお目見え 中広場では月1でイベントも

南棟1階には、キャンプ用品大手の「スノーピーク」がお目見えしました。県内2店舗目になります。

福山限定の商品もあります。福山市鞆町に伝わる鍛冶技術を生かして造られた鍛鉄のフライパンです。焦げ付きにくいのが特徴といいます。

こちらのデニム生地のバッグでは、生地や縫製、加工を福山の企業が手がけています。

午前11時、オープンに併せて、多くの買い物客が入店し、お目当ての品を探し求めていました。

来店客
「(ニューキャスパのオープンで)福山の街がにぎやかになってくれて、楽しみですこれからが」

3棟の2階部分はデッキでつながっていて、各棟との往来だけでなく、街との回遊性も高めます。マルシェが行われた1階の「中広場」では今後、月に1回程度、イベントが催される予定です。

NEWCASPA会 佐柳和憲 会長
「備後らしいお店から、日本を代表する企業に入っていただいて。(備後圏域から)人が集まってくるような施設にしたい」

ニューキャスパには多くの人や物を引きつける備後の顔としての役割が期待されます。

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