先月20日、富山市で女性が車を奪われるなどした監禁・強盗事件で、容疑者の男は、逮捕された日と事件発生当日と服装が違っていて、奪った金で着替えた可能性のあることが捜査関係者の取材で分かりました。発見時、男は所持金をわずかしかもっておらず、警察は金に困った末の犯行とみて捜査を進めています。

監禁・強盗の容疑で逮捕されたのは住居不定・無職の高橋和也容疑者(64)です。

高橋容疑者は、先月20日、富山市のアピタ富山店の駐車場で、70代の女性が乗る車に乗り込み、数キロ先まで運転させたうえ車と現金の入ったバッグを奪って逃走した疑いが持たれています。奪った車は岐阜県飛騨市で見つかりました。

指名手配されていた高橋容疑者は、2日、富山駅前のCiCビル1階の休憩スペースで身柄を確保され、その後、逮捕されました。

逮捕された日と事件発生当日の防犯カメラ映像を見比べると、上着もズボンも靴も違っているようにみえます。また、逮捕された日は帽子のようなものをかぶっています。

捜査関係者によりますと、事件発生時と違う服装だったことから奪った金で着替えた可能性があるということです。また、発見時、所持金は数百円程度で、警察は髙橋容疑者が金に困った末の犯行と見て捜査を進めています。

発見時、凶器は持っていなかったということです。

高橋容疑者は、警察の調べに対し、容疑を認めているということで、警察が、さらに詳しい動機やいきさつなどを調べています。
高橋容疑者は、きょう4日午後に送検される見通しです。

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