自民党の茂木幹事長はきょう午後に記者会見を開き、総裁選挙に立候補する考えを表明します。正式に出馬表明を行うのは5人目です。国会記者会館から中継です。

これまで総理と車の両輪で政権運営を担ってきた幹事長という立場の茂木氏が、岸田政権をどう総括して新たな経済政策を打ち出すかが注目されます。

自民党 茂木敏充 幹事長
「景気回復、経済の再生、それから地方の活力アップ。これについては誰にも負けないような思い、それから政策を打ち出して活発な論戦にしていきたい」

出馬会見を前にJNNの取材に応じた茂木氏はこのように語り、きょう午後の会見でも、停滞する「日本経済の再生」に最優先で取り組む姿勢を示す考えです。

また、自身が栃木の分校で育った経歴などにも触れ、「地方の活力アップ」が政治家の原点として、今回初めて挑戦する総裁選への想いを語るとみられます。

出馬会見について、茂木氏は周辺に「大胆な経済政策を打ち出す」と話していますが、党内からは「岸田政権の幹事長だった人がどういうロジックで新たな経済政策を説明するのか」など冷ややかな見方も出ていて、具体的な政策の中身が注目されます。

立憲民主党 泉健太 代表
「いま仲間たちが次の出馬に向けて努力をしてもらっているという状況です」

一方、立憲民主党の代表選をめぐり、泉代表はきょう午前、このように述べて、立候補に必要な推薦人の確保に取り組んでいると説明しました。

泉代表は「予定通りだ」と強調していますが、党内では「推薦人の確保に苦戦しているのではないか」との見方が広がっていて、泉代表の動向が注目がされます。

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