米軍は3日午後、嘉手納基地で3か月連続となるパラシュート降下訓練を実施しました。今年に入って7回目、年間最多の実施回数を更新し続けています。

▽宮城恵介記者
「機体から1人目の兵士が降下を始めました。そしてまた1人、次々と続いています」



午後2時過ぎまで2回に分けて実施され、合わせて13人の兵士がパラシュートで基地内に降り立ちました。地元自治体が反対するなか、訓練は今年に入って7回を数え、1年間の実施回数としてはSACO合意後最多となっています。

県内でのパラシュート降下訓練は「原則伊江島で実施する」と日米で合意していますが、沖縄市によりますと、「伊江島補助飛行場は大型輸送機の発着が難しい状況で、部隊の即応体制維持のため嘉手納基地で実施する」と沖縄防衛局を通じて連絡があったということです。

嘉手納基地をめぐっては、パラシュート降下訓練の他にも空軍、海軍、海兵隊の無人偵察機が配備されるなど地元自治体の負担は一層増しています。

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