海や河川の水から真水を作ることができる装置のデモンストレーションが、3日、島根県松江市で行われました。
災害時などでの活用が期待されています。

デモンストレーションを行ったのは山陰酸素工業で、新しい技術を積極的に取り込もうとしています。
この淡水化装置も沖縄県のベンチャー企業が開発したもので、自治体の職員など約20人が参加しました。

宍道湖の水をくみ上げ真水を作るというもので、飲用できるレベルまで浄化することができます。

参加した人は
「コップを持った瞬間に匂いとか透明度をみてこれでも飲んでも良さそうだなという感覚があって、モノは試しで飲んでみました。」

山陰酸素工業CVC推進室 矢田貴之 室長
「我々ですね地域のインフラを担う企業としてガスとか電気を取り扱ってるんですけども唯一今取り扱えてない水というものに対して将来的に水道インフラの維持管理が難しくなってくるという社会課題を見据えておりまして」

淡水化装置としては、軽量かつコンパクトで、車の荷台に乗せたまま使うことができます。

能登半島地震でも生活用水の確保が課題となり、災害時での活用が期待されるということです。

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