夏休みは終わってしまいましたが、9月には3連休が2回あります。
東海地方で人気の観光地の一つ、岐阜県の飛騨・高山。
コロナ禍では我慢を強いられましたが、今は外国人観光客が戻ってきて賑わいを取り戻しました。
高山市の中心部から車で約1時間のところには、奥飛驒温泉郷がひかえています。
その中にある「平湯」地区に5日にオープンするのが、温泉旅館「界 奥飛驒」です。
「界」は、全国でホテルや旅館を展開する星野リゾートの旅館ブランドで、全国では24か所目となります。
星野リゾートの宿泊施設が東海3県にできるのは初めてです。
(界 奥飛騨 須永隆介 総支配人)
「山あいの温泉の心地よさに気付いていただいて、自然の音や温泉の音、虫の音などを聞きながら、飛騨の匠の文化などを感じてほしい」
全ての客室が「ご当地部屋」
オープンを2日後に控えた3日、報道陣向けに内覧会が開かれ、その全貌が明らかに。
最大の魅力はやはり温泉。
まずは大浴場。内風呂の先には露天風呂があり、頭上にポッカリとあいた穴から満点の星空が楽しめます。
ほかにも、中庭には奥飛騨の山々の景色をながめながら楽しめる足湯もあります。
続いては、客室。全49室のうち、半分以上に露天風呂がついています。
今回、星野リゾートが掲げる施設の特徴は、「飛騨デザイン」です。
「界 奥飛驒」は全ての客室を「ご当地部屋」としていて、春と秋の高山祭などの衣装に使われる色鮮やかな「飛騨染」のクッションや、地元メーカーが手がける曲木細工(まげきざいく)が施された椅子など、飛騨の文化の香りがあちこちに。
宿泊すると両端に風呂敷を結んで使う「曲木細工」の取っ手作りを体験できます。
ターゲットは名古屋の30~40代
こだわりは食にも。地元食材を使った懐石料理の特別コースなどを堪能できます。
主役は「飛騨牛」。ステーキやすき焼きに舌つづみ…。
5日にオープンする「界 奥飛驒」の料金は、大人1室2人利用で、1人あたり1泊3万1000円からです。
予約は好調で、11月まで満室だということです。
(界 奥飛騨 須永隆介 総支配人)
「予約状況を確認すると、インバウンド(訪日外国人)は10%ほど。名古屋の人をターゲットに30~40代の方々を中心に来てほしい」
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