統合新病院の候補地となっている青森市の「県営スケート場一帯案」について、1日夜、地域住民の意見を聞く説明会が開かれました。参加者からは、地元の意見を聞いてほしいという声が寄せられました。
説明会には県営スケート場周辺にある10町会の関係者など、27人が出席しました。
この説明会は、統合新病院の候補地として県が提案している「県営スケート場案」について、市が検討対象地にすることの是非を問おうと、地域の住民の声をきくために開いたもので、非公開で約2時間意見が交わされました。
住民からは「地元の声が反映されていない」といった声があがっています。
浜田ニュータウン町会 加藤恒雄会長
「地元の意見、地元に住んでいる人たちの声をもっと取り上げてほしい。今まで何も聞いていなかったでしょう地元の声を。そういうやり方ではダメですよと最後にお願いしました」
桂木町会 髙坂和彦町会長
「状況によっては1~2回くらい説明会をやる必要があるのではないかな。県でもすぐ『こうします』『ああします』という結論が出せないような部分もありましたので、時間はかかると思います」
また、整備場所に含まれる浜田中央公園について、提案した県は公園機能と医療関連機能を「立体的に整備したい」として住民にも説明したということです。
青森県病院局 荒関浩巳局長
「『立体化』の手法については今後病院の内容・構成・規模や配置が決まったうえで専門家の助言を得つつ具体化する」
市は今後、盛運輸サンドームの利用団体からも話を聞いた上で市議会議員への説明会を開き、県と協議したうえで9月中にも候補地を決定する方針です。
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