きのう9月1日は防災の日です。日向灘を震源とする地震に台風の接近など、災害の脅威が高まる中、身近で進む防災を取材しました。
熊本県芦北町の海水浴場。
今年7月に導入されたのが赤と白の格子模様の旗。いったい何の旗か分かりますか?
八代市から「何だろうかね。分からないけど…」
宇土市から「あの旗が立つときっと、『泳ぐな 止めた方がいい』みたいな?」
実はこの旗、「津波フラッグ」と呼ばれるものです。
芦北町総務課 小川宏達さん「津波警報等が発表された際に、海水浴をされている方に、危険を感じてもらって、避難をしていただくために導入している」
大津波警報、津波警報、津波注意報が発表されたとき、放送が届きにくい遊泳客や聴覚障害がある人に、監視員が旗を振り、高台への避難を呼びかけます。
今、熊本県内では芦北町のほか天草市・宇城市・苓北町で導入されています(今年6月末時点)。
周知や理解が今後の課題です。
小川さん「海水浴施設でチラシを貼って周知は行っておりますが、今後は町の広報誌等でも周知を図っていきたい」
『津波フラッグ』いつどこで見かけることになる?
改めて津波フラッグは、いつどこで使われることになるのでしょうか。
津波フラッグは、海水浴場の利用者に対して、▼大津波警報▼津波警報▼津波注意報が発表されたときに海水浴場の利用者に対して監視員が旗を振って知らせます。
熊本県内では、天草市・宇城市・芦北町・苓北町で導入されていて、沖縄県では、今年4月の台湾沖の地震で津波警報が発表されたことを受け、津波フラッグを使った避難が実施されました。
では、津波フラッグを見たらどうすればいいのか。
当たり前のことかもしれませんが、すぐに海から離れ、高台などへ避難してください。
避難時に慌てないためにも、海の近くを訪れる際には、もしもの時、どこにどうやって避難するのかを確認しておくことが大切です。
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