記録的大雨をもたらした台風10号で、大分県内各地で復旧作業が続く一方、被害の爪痕が次々と明らかになっています。

2週間前の豊後高田市にある長崎鼻リゾートキャンプ場のひまわり畑。見ごろを迎えた160万本のひまわりは、暴風で一面、なぎ倒されてしまいました。この被害で県外からの観光ツアーのキャンセルも出ているといいます。

撮影:7月22日

撮影:9月2日

(管理者の近藤哲憲代表)「今までにないような風だった。9割くらいはもうダメ、ほぼ壊滅状態です。あの勢いで来れば、ここまで倒れるというのは、ひまわりの宿命ですから。植える時期も含めて考え直す必要がある」

一方、台風の影響は別の観光スポットにも。

(堤記者)「200台分の駐車スペースがある別府ロープウェイの駐車場ですが、一面に土砂が流れ込んでいます。奥のアスファルトもひび割れてはがれてしまっています」

別府ロープウェイはゴンドラなどの設備に被害はなかったものの、駐車場内に大量の土砂が流れ込み、運行休止となっています。復旧完了の時期は未定ですが、早期の営業再開を目指すということです。

また、近くにある志高湖では、一時水位があがってキャンプ場内に泥や木の枝などが流れ込みました。

(復旧作業員)「土砂がすごかった。泥を捨てるのに2台の車で朝から晩までかかった」

志高湖では現在、復旧作業が進んでいて、9月9日から部分的に営業を再開する予定です。

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