札幌市は、見直しを検討してきた「敬老パス」の上限額について、4万円とする方針を固めました。

札幌市の敬老パスは現在、70歳以上の市民対象で、地下鉄やバスの乗車に利用できます。

 札幌市は高齢化に伴って公費負担が増えることなどを理由に、上限額を年間7万円から2万円に引き下げるほか、健康増進の活動に参加した場合に利用額が増える「ポイント制」の導入など、新たな制度案を検討していました。

 しかし、この案をめぐっては高齢者を中心に反対が拡大。

 再検討を迫られた札幌市は、上限額を4万円とする代わりに、対象者を70歳以上から75歳以上に引き上げる方針を固めたということです。

 札幌市は来週の市議会で新たな案を提示する予定で、2026年度には導入する考えです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。