関東大震災が発生した日にあたる9月1日は、防災の日でした。福島県楢葉町では、住民が子どもたちとともに、災害への備えについて考える特別授業が行われました。

楢葉町では、子どもたちが自ら災害のリスクについて考え、防災力向上の担い手になってもらおうと、去年からこうした授業を行っています。

授業には町の小・中学生およそ200人が参加し、東日本大震災で津波を経験したいわき市の大谷慶一さんから、まずは「自分の命」を守ることの大切さを学びました。

このあと参加者は、住んでいる地区に分かれ、危険な場所などについて確認し、中学生がその結果を発表しました。

参加した中学生「地震も洪水もそうですが、下小塙は海に面しているので津波がとても危険だと思います」

楢葉町前原行政区・渡辺みどり区長「(避難する所は)小学校はあるが、それ以上に逃げる場所は上小塙になるのかな」

発表をもとに、参加者は災害リスクを確認した上で避難ルートをハザードマップに記入していました。

参加した中学生「生きていく中で大きな地震はあると思うので、きょうの授業をふまえてどこに避難するのかという経路とかを確認しながら楢葉で過ごしていきたい」

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