高級ブドウなどを狙った盗難被害を防ごうと、松本市の産地が対策を強化しています。

松本市里山辺(さとやまべ)のぶどう集荷所には、2日、地元農家のほか、JAや県、警察の関係者などが集まり、収穫期を迎えたブドウの盗難防止へ、連携して取り組むことを確認しました。

およそ270軒の農家がブドウを栽培する山辺地区は県内有数の産地で、近年、シャインマスカットなど高級ブドウの人気の高まりから盗難被害が問題となっています。

8月からはJAが管内の30か所に防犯カメラを設置したほか、複数の農家が毎日2~3回地区内をパトロールし、看板やのぼりによる警告も行います。

山辺果樹部会 赤澤恵司(あかざわ・けいじ)部会長:
「(栽培に)1年かけて、収穫目前で横取りされるのは非常に悲しいことなので、地域で目を光らせていきたい」

JA松本ハイランドによると、3年前から対策を強化したところ、大きな被害が減っていて今年も地域をあげて、被害防止に努めていきたいとしています。

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