北海道旭川市で2021年、女子中学生が公園で凍死した問題で、再調査委員会は、「いじめが主な原因」とする報告書を市長に提出しました。

旭川市の再調査委員会は、当時中学2年生の広瀬爽彩さんについて、「いじめが存在しなければ自殺は起こらなかった」と因果関係を認めた報告書を6月に完成させていました。

しかし、以前の報告書とみられる文書が黒塗りの無い状態でインターネットに流出したため、再調査委員会は報告書の提出を見合わせていました。

再調査委員会は、市の情報漏えい対策が整ったとして市長に報告書を提出しました。

尾木直樹委員長
「(報告書が)旭川市はもとより、全国の子どもたちが希望の未来を描けるよう、いじめ対策の道標となることを願っている」

今津寛介旭川市長
「1日にいただいた報告書の中身を精査検証し、必要な措置、再発防止を含めて、しっかりと対策を検討していきたい」

市は今後、報告書の公表版を作成します。

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