線状降水帯の予測に向けた観測などを行う気象庁の観測船がおよそ25年ぶりに新しく造られ、内部が報道陣に公開されました。

公開されたのは先月竣工した観測船「凌風丸」です。

気象庁は現在、「凌風丸」と「啓風丸」の2隻の海洋気象観測船を運用し、線状降水帯の予測に向けた水蒸気の量の観測などをそれぞれ年間およそ270日間行っています。

きょう公開された船は「凌風丸」の4代目で、気象庁の観測船が新しく造られるのはおよそ25年ぶりです。

新しい「凌風丸」は電気とエンジンによるハイブリッド型を採用し、これまでより燃費が良くなっているほか、女性職員の増加に合わせ初めて女性専用のスペースが設置されたということです。

4代目「凌風丸」はあさって、初めての観測にむけて出港します。

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