各地に記録的な大雨をもたらしている台風10号は動きが遅く、影響が長期化しています。9月がスタートするきょう1日(日)も、関東や東海を中心に大雨が続く見通しです。新たな大雨災害に厳重な警戒が必要です。
■熱帯低気圧になっても暖湿な空気流入
台風10号は太平洋高気圧に行く手を阻まれ、進路を北寄りに変えてノロノロと東海に再上陸する予想です。きょう1日(日)中には熱帯低気圧に変わる見込みですが、油断は禁物です。暖かく湿った空気の流れ込みが続きますので、関東や東海は同じような所に発達した雨雲がかかり続けるおそれがあります。
■午後ほど活発な雨雲かかりやすい
関東や東海は朝から雨が降ったりやんだりで、特に午後は雨足が強まりやすいでしょう。きのう31日(土)に線状降水帯が発生した三重県などで、再び活発な雨雲がかかり続けるおそれがあります。あす2日(月)朝にかけても三重県、愛知県や岐阜県を中心に雨足が強まりやすく、新学期や新年度の通学・通勤時は交通機関が乱れている可能性があります。最新の交通情報にもお気をつけください。
■東~北日本は3日(火)にかけても雨
あす2日(月)朝までの24時間に降る雨の量は、多い所で東海は200ミリ、関東甲信は120ミリなどの予想です。すでに記録的な大雨となっている所に、さらに雨の量が増えるため、新たな土砂災害などに厳重な警戒が必要です。この先、東日本や北日本はあさって3日(火)にかけても雨が降ったりやんだりでしょう。西日本は9月に入っても35℃以上の猛暑日になる所があり、厳しい残暑が続きそうです。
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