台風10号は1日朝にかけて紀伊半島沖を東に進み、その後、本州を北上する見込みです。石川県内は2日にかけて警報級の大雨となるおそれがあります。

台風10号はゆっくりとした速度であす、紀伊半島を北上した後、熱帯低気圧に変わる見込みです。県内は温かく湿った空気の影響を熱帯低気圧に変わった後も受けるため、あさって月曜日にかけて大雨となる所があるでしょう。

1日は、加賀で1時間に最大30ミリの激しい雨が、能登では20ミリの強い雨が予想されています。1日午後6時までの24時間に降る雨の量は、多い所で加賀60ミリ、能登で40ミリの見込みです。

その後、雨の量はさらに増え、2日夕方までの24時間では加賀で100ミリ、能登で60ミリの雨が予想されていて、警報級の大雨となる可能性もあります。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒を呼びかけています。

元日の地震で大きな被害が出た穴水町では、修理した住宅が再び壊れないか、住民から心配の声が聞かれました。

住民は…
「梅雨時は雨漏りがひどかったが大工さんが気にしてくれて、ちょっとずつではあるけど雨が入らないようになっている」「亀裂が入った部分に雨漏りしないように応急処置をしてもらった。何事もないように台風が過ぎ去っていってほしい」


交通機関への影響です。

JR西日本金沢支社によりますと、台風10号の影響に伴い北陸新幹線は東京方面や関西方面に向かう利用者のう回経路として混雑が見込まれています。このため、あすは上りと下りで1本ずつ臨時列車を運行します。

また、福井県敦賀駅を発着する特急サンダーバードも、上りと下り1本ずつを臨時で運転します。今後の最新の気象情報などを確認するようにしてください。

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