きのう(30日)未明、埼玉県川越市は市内を流れる川が氾濫したとして市民に避難を呼びかけましたが、川が氾濫した事実はありませんでした。市は取材に対し誤った情報を発信したことを認め、「人為的ミスだった」と説明しています。
きのう(30日)午前3時すぎ、埼玉県川越市防災危機管理室は「大雨により市内を流れる川越江川が氾濫した」として、川越市寺尾のあわせて4777世帯1万577人に警戒レベル5の「緊急安全確保」を出しました。
しかし、市は実際には川越江川の氾濫を確認しておらず、「氾濫のおそれがある」ことを理由に「緊急安全確保」を出したということです。
防災危機管理室の担当者は取材に対し、「人為的ミスにより誤って氾濫したと発表してしまった」と認めた上で、過去に発表した類似の避難情報の履歴をもとに情報文を作成していたところ、「氾濫した」という部分のみ修正し忘れたまま発表したということです。
川越市は、「緊急安全確保」をきのう午前9時半に解除し、市のホームページで「市民に不要な心配をかけ、深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今後はこのようなことが無いよう努めていきます」としています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。