30日の青森県内は各地で気温が上がり、平川市碇ヶ関で2024年で最も高い気温となったほか、10の地点で30℃以上の「真夏日」となりました。一方、31日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、大雨による土砂災害などに注意・警戒が必要です。

県内は、南からの暖かい空気が流れ込んだ影響で各地で気温が上がりました。

最高気温は青森で33.3℃、五所川原で33.2℃、平川市碇ケ関で2024年で最も高い33℃など23の観測地点のうち10の地点で30℃以上の「真夏日」となりました。

一方、この後31日朝から夕方にかけて大気の状態は非常に不安定となり、31日午後6時までの24時間に降ると予想される雨の量は、多いところで県内全域で80ミリとなっています。

気象台は大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒を呼び掛けています。

気象予報士・吉田篤さんによる「台風10号」の解説
~教えて!吉田さん!~

台風10号なんですが暴風域がなくなり、強風域のみになりました。勢力の方も994ヘクトパスカルということで気圧が高くなっていまして、中心付近の最大風速は25mと最盛期を過ぎてだいぶ弱まっている状況。とは言いましても、“元台風”ということでこのまま、ゆっくりと東へ進む状況となっています。

この後も動きが遅いんですね。9月1日(日)までには「熱帯低気圧」に変わるという状況になっていまして、その後の進路・予報円が表示されないという状況になっていまして、今後の動きが非常に気になるところではあります。予報円で見ていきますと、このようにゆっくりと進んできまして、西日本・東日本で大雨が長期化する可能性が出てきています。

青森県はどのような状況になるのかと言いますと、予想天気図を土日月で並べてみました。台風は、このまま動きが遅くなり、9月1日までには「熱帯低気圧」に変わる予想となっています。その後「熱帯低気圧」は、今のところ動き出して東北地方あたりを進むという予想にはなっているんですけれども、大きく変わる可能性がありますので、最新の情報を確認してください。

特に9月1日(日)明けの2日(月)ですね。活発な雨雲が青森県にかかるという状況になっていまして、前線と熱帯低気圧周辺の活発な雨雲が2日(月)に青森県にかかる予想となっているんです。特に2日(月)の日中は雨が強まったり、雷が鳴ったり、雨の量が多くなる可能性が出てきています。

以上をまとめていきますと、2日(月)は台風から変わった「熱帯低気圧」、「秋雨前線」の影響で大雨に警戒が必要となりそうです。

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