30日午前8時50分ごろ、神奈川県秦野市の小田急小田原線東海大学前-秦野駅間の下り線路脇で、盛り土が崩れ落ちているのを点検中の作業員が見つけた。台風10号に伴う記録的な大雨が原因とみられる。伊勢原-新松田駅間は終日運転を見合わせ、復旧の見通しは立っていない。

盛り土が流出した小田急線の線路=小田急電鉄提供

 小田急電鉄によると、盛り土は100メートルほど離れた2カ所で崩れ落ちていた。規模は調査中だがいずれも数メートル以上にわたっており、復旧までに相当な時間がかかる見込み。盛り土の崩落が確認された区間を含む伊勢原-小田原駅間は同日、大雨の影響で始発から運転を見合わせていた。 

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