道路が冠水した現場=30日、東京都世田谷区で

 台風10号による大雨の影響で、東京都世田谷区用賀では30日午前、国道246号が冠水した。都下水道局によると、国道近くの下水槽に大量の雨水が流れ込み、処理しきれずに国道側にあふれ出したという。  下水槽は下水トンネルから流れてきた雨水を一時的にため、ポンプでくみ上げて近くの谷沢川に流す仕組みになっているという。管轄する都下水道局南部下水道事務所の担当者は「断続的に降った大雨の影響だと思うが、なぜあふれたかはまだ分かっていない」と説明した。  近くに住む製造業の男性(36)は同日午前9時ごろ、国道が膝上付近まで冠水しているのを目の当たりにした。冠水箇所を通過しようとした乗用車1台が動けなくなっていたという。男性は「ここ10年でこんな状況は見たことがない」と驚いた様子だった。 

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