鳥取県境港市の航空自衛隊美保基地は30日、所属する隊員間で暴力行為が確認されたとして、2人の隊員を停職にする懲戒処分を行ったと公表しました。


処分を受けたのは、基地業務群施設隊に所属する2等空曹(40代)と3等空曹(30代)です。

航空自衛隊美保基地によりますと、2等空曹は2019年11月頃と2021年11月26日の2回、後輩隊員の業務要領の悪さに落胆し、同隊員の居室で頬を複数回殴打する暴行を加え、身体的・精神的な苦痛を与えたということです。
なお、2021年の暴行の際は、2等空曹は酒を飲んでいたということです。

また、3等空曹は、2021年10月6日、自身が教育を担当する被害隊員が、命じたことをしていなかったり、電話に出なかったことに憤慨し居室を訪れた際、同隊員の態度が悪かったことから、左頬付近を殴打する暴行を加え、身体的・精神的苦痛を与えたということです。

2022年1月5日、基地内の警務隊に両事案に関する匿名の投書があり、調査の結果、隊員間の暴行が発覚したということです。

これを受け美保基地は、30日付けで2等空曹を停職30日、3等空曹を停職6日の懲戒処分を行いました。

美保基地は「このような規律違反は誠に遺憾。隊員に対する教育・指導を徹底し、同種事案の再発防止に努め、規律の維持に万全を尽くす所存です」とコメントしています。

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