不審者の目撃や容疑者特定などの犯罪捜査に活用される「捜査用似顔絵」の作成講習会が、青森警察署で行われました。

この講習会は捜査に携わる警察官に、捜査用の似顔絵を作成する技術の向上に役立ててもらおうと開かれました。

約20年に渡り「似顔絵捜査官」として携わってきた警察官が講師を務め、似顔絵を作成する上では表情や視線、手の動きといった反応を見逃さず、聞き取った内容も生かしながら描くことの大切さも伝えました。

青森警察署・生活安全課 仲ひかる巡査
「特徴を捉えてかく、特徴を聞き出すことがとても難しいと思いました。話しの聞き方によっては顔のパーツの離れ具合とか距離をどこに配置するかというのを苦戦しました」

青森南警察署・地域課 工藤征熙巡査長
「純粋に絵心のレベルアップも大事だなと思ってこれからも研鑽したい。被害者の方から情報を得て被害者の心情に配慮しながら似顔絵を作成して県内の被疑者の検挙につなげたいと思いました」

2023年の1年間に作成された似顔絵の件数は78件で、このうち4件が捜査の進展につながったということです。

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