7月から警察官を名乗った電話詐欺の被害が増えています。
ニセの警察手帳や逮捕状をみせて信じこませることが特徴で、警察が注意を呼びかけています。

警察手帳を見せる警察官や、LINEで送られた逮捕状。
これらは全て警察官を名乗る人物から送られてきたものです。

山梨県警 生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「県民の方を不安にさせてお金を下ろさせて、それを警察が預かるということで、それを振り込ませたり自宅に行って騙し取るということを犯人はしております」

ニセの警察手帳や逮捕状で相手を信じ込ませて現金を騙し取る詐欺が県内で増加しています。

実際の電話の音声:
「もしもし恐れ入ります。私、流山警察署のヤマグチと申します。実はですね、現在流山署の方に○○様名義の通帳やキャッシュカードを押収しているんです」

まず犯人側は警察官を名乗って固定電話や携帯電話に電話をかけてきます。

山梨県警 生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「犯人がキャッシュカードを持っている、そのようなことで不安にさせて、捜査のためにあなたの口座のお金を調べる必要があり、それを預かると言って実際に家に言ったり振り込ませたりしてお金を騙し取る」

さらに…

山梨県警 生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「(ニセの)警察手帳をメールやLINEで送りつけたり、逮捕状や令状を写真に撮ってLINEで送る、制服姿を送る。自分が警察官だと信じ込ませるために、そのような手口を使っております」

県内で先月確認された4件の電話詐欺被害のうち2件が警察官を名乗ったもので、今月も同様の被害が増加しているということです。

また不審な電話のおよそ3割は国際電話の番号を使用していることも特徴です。

山梨県警 生活安全企画課 内藤伸治課長補佐:
「国際電話不取扱受付センターというところに申し込みをすれば、タダですぐに国際電話からかかってくる着信をなくすことができますので、ぜひ申し込みをしていただきたい」

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