台風10号は動きが遅く、この時間も自転車程度のスピードで進んでいます。この後、さらに速度を落としそうです。宮崎では竜巻とみられる突風も発生し、被害も出ています。風への備えについて考えます。
■「その辺にあるような物でも非常に危険な物に」 秒速30m 傘がガラスを突き抜ける
風圧で物を飛ばすことができる装置を使った実験です。
厚さ5mmのガラスに、「傘」と「植木鉢」を発射してみました。
秒速30mでは、傘がガラスを突き抜けて、奥の壁に突き刺さりました。
京都大学 丸山敬 名誉教授
「風の力(衝撃)は速度の2乗に比例して大きくなるので、10m/秒の風より、20m/秒の風は4倍(衝撃)力が強い。スピードが上がるということは、衝撃力としては大きくなってしまうので、その辺にあるような物でも非常に危険な物になってしまう」
秒速50mで植木鉢は、ぶつかった瞬間、破裂したかのように粉々になり、ガラスも割れてしまいました。
家の中にいても危ないということがよくわかります。
情報を得るだけでなく、物理的に物をどかす、家の中に入れておくとか積極的に対応しないと、自分の物が誰かを傷つけてしまう可能性もありますので、台風接近前に対策をお願いします。
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