台風10号は29日(木)に九州に上陸し、今後中国・四国や近畿を通り、北陸に接近する見込みです。勢力としては弱まるものの大雨をもたらす風の流れは北陸にも数日続きそうで、大雨への注意、警戒が必要です。
台風10号は、29日(木)午後6時現在長崎県島原市付近にあって、ゆっくりと北北東に進んでいます。中心気圧は985ヘクトパスカル、
台風10号はスピードが上がらず、進路予想図を見ても9月2日(月)午後3時の予報円の中に石川県がおさまるようになっています。週明けでもまだ石川県付近の可能性があります。
上空の偏西風の流れに台風が乗らないことに加え、太平洋高気圧の張り出しが東への動きを封じているところがあります。
雨と風の予想ですが、台風が日本列島を進むと、海ではなく陸地なので、エネルギーのもととなる水蒸気がないため、勢力が弱まってはきます。ただ、台風の反時計回りの構造は維持されるので、中国、四国や近畿でゆっくりと動いてしまうと、北陸に対して南からの温かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定になりそうです。
30日(金)以降、石川県内は断続的に雨が降る見込みです。台風が進むスピードが遅いことを考慮すると、週明けまでは大雨への注意・警戒が必要です。
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