東京・六本木のクラブで2012年9月、男性客が集団で襲撃されて死亡した事件で、警視庁捜査1課は29日、主犯格とみている見立真一容疑者(45)=殺人容疑などで国際手配=の現在の姿を推測した似顔絵を公開し、情報提供を呼びかけた。

見立容疑者の現在の姿を推測した似顔絵。(左上から時計回りに)標準、やせた顔、笑顔、太った顔

 鑑識課の捜査員が「標準」「やせた顔」「太った顔」「笑顔」の4種類を作成。同日午前、X(旧ツイッター)の捜査1課のアカウントで公開を始めた。  事件は2012年9月2日、見立容疑者が主導して暴走族グループ「関東連合」(解散)の元メンバーらと店に押し入り、飲食業藤本亮介さん=当時(31)=を金属バットで殴るなどして殺害したとされる。対立グループのメンバーと間違えたと判明している。

◆フィリピン出国、潜伏情報も

 これまでに捜査1課は、事件に関わったとして18人を逮捕。見立容疑者は事件後に出国し、2012年11月にフィリピンに入国した後の足取りが分かっていない。捜査関係者によると、警視庁には国内外での目撃情報が寄せられている。フィリピンなど海外に潜伏しているとの情報もある。  逮捕につながる有力情報を提供した人には国内外問わず、上限600万円の懸賞金が支払われる。情報は警視庁麻布署=03(3479)0110=へ。(鈴鹿雄大) 

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