過去最強クラスと言われる台風10号は29日15時予報で長崎市の南約30kmに接近する予想です。長崎県内では、各地で様々な備えが進んでいます。

稲が実った五島市岐宿町の田んぼでは、当初は今週末に予定していた稲刈りを早め、28日に刈り取りを行いました。

中村貞男さん:
「台風前で急いで(稲刈りを)やってます。週末に予定していましたが、こういう状況ですから…」

子どもたちにも影響が出ています。長崎市の小島小学校では、今年から2学期へのスムーズな移行のため《準備期間》として28日から3日間の授業が始まりました。しかし台風接近のため、29日と30日は休校になりました。

女子児童:
「台風は来てほしくないです。学校は行きたいなと思って」

長崎市の商店街では、店先に設置しているごみ箱を固定する人の姿も見られました。

店の人:
「台風で飛ばないようにひもでしばってます。風が強いと飛んでしまうので迷惑をかけないように」

一方スーパーの食料品売り場では《パンコーナー》の棚に並べた商品がほぼ売り切れに。店によりますと、比較的日持ちがするパンを事前に購入する人が多いということです。

買い物に来た女性:
「私が買いに来たパンがこの時間(午後3時ごろ)でなくなっちゃってる。え~!」

過去最強クラスともいわれる台風10号。当初の予想進路より長崎寄りに向きを変えているとの情報を受け、県民の危機感が高まっています。

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