台風10号の影響により、東海地方は26日夜から27日朝にかけて、各地で激しい雨に見舞われました。

26日午後8時半過ぎ、三重県鳥羽市の情報カメラがとらえた映像には、1分ほどの間に約10回、夜空に稲光が走る様子が記録されていました。

また、三重県津市では…。

(報告:中道陸平記者)
「三重県津市では、わずか30分ほどの雨で道路が冠水し、車が通るたびに大きな水しぶきがあがっています」

津市では、あっという間に市内の道路が冠水。

1時間の雨量が最大34.5ミリとなったほか、南部の三重県南伊勢町では49.0ミリの雨が降りました。

また、26日午後9時ごろ、愛知県常滑市にある中部空港に設置された情報カメラの映像にも激しく打ちつける雨の様子が。

滑走路の飛行機が雨でかすんでしまうほどです。

そして、26日午後10時ごろの名古屋市内でも強い雨が降り、傘をさしながらも背中やズボンの裾を濡らしながら家路につく人たちの姿が見られました。

一夜明けた27日朝、愛知県田原市では午前7時すぎまでの1時間で最大65.0ミリの非常に激しい雨が降った他、伊良湖岬には白波が打ち寄せて岩にぶつかる波しぶきが確認できました。

引き続き大雨には警戒が必要です。

一方、27日午前9時半頃の三重県尾鷲市では、大雨に備えて市民の緊張感が高まっていました。

尾鷲市は先週金曜日から土嚢(どのう)を配っていて、希望する市民が防災センターを訪れて車に積み替え持ち帰っていました。

東海地方では、引き続いて非常に激しい雨が降るところがある見込みで、気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒を呼びかけています。

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