救急医療の効率化に向け仙台市は、新たなモデル事業を始めることになりました。市内の病院を「救急患者受け入れ病院」と「支援病院」に分け病床の確保を目指します。

郡和子仙台市長:
「将来的に人口減少に転じるとしても、高齢化に伴い市内の救急需要は増加する」

郡仙台市長は27日の会見でこのように述べ、救急医療に関する新たなモデル事業を9月2日から始めると明らかにしました。仙台市内ではこれまで、救急患者の入院が長引き病床が埋まってしまう状況が度々生じていました。

これを踏まえモデル事業では、市内31の病院を「救急受け入れ病院」と「支援病院」に分け、容態が落ち着いた患者は速やかに支援病院に転院させて病床を確保します。

郡仙台市長:
「医療従事者の不足も見込まれる中、救急医療態勢確保のためには医療資源の効率化・効果的な活用が重要」

転院を調整する専用システムも導入し来年度中の本格運用を目指します。仙台市内の去年の救急出場件数は、およそ6万5000件搬送人数は5万4000人と過去最多でした。

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