台風10号 27日正午の台風位置

27日(火)正午の台風位置が発表されました。非常に強い台風10号は、27日12時には奄美市の東約110キロの海上にあって、10キロ未満のゆっくりした速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は950ヘクトパスカル。

中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで風速25メートル以上の暴風域を伴っています。

気象庁の予報によると、台風10号が予報円の中心を進んだ場合、このまま非常に強い勢力を保ったまま、あさって29日昼頃に鹿児島県の西に上陸する見込みです。

その後は、向きを北東に変え九州を縦断、瀬戸内海を通って、東日本、北日本に向かう見込みです。

カナダの予報は「九州に上陸しない」→九州北部の影響大か

外国の予報の参考資料となる数値予報を見てみると、日本、アメリカ、イギリスは、29日(木)午後9時時点で、すでに九州に上陸していますが、微妙に進行方向も違っています。

一方、カナダの予報では台風は九州に上陸せずに、九州西海上を北上し、その後。北東に向きを変える予報になっています。仮にこのカナダの予報通りになった場合、九州北部への影響がさらに大きくなるおそれがあります。

予報は、今後も変わるおそれがあります。最新の台風予報を確認し、身を守る行動をとるようにしてください。

RKB 気象予報士 龍山康朗

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