何者かと共謀し「息子が現金を至急必要としている」などと言い、今年5月、富山県富山市に住む70代女性から現金280万円をだまし取った疑いで、自称・運送業の男（24）が逮捕されました。男は同様の手口で犯行を重ねていたとみられ、警察は組織の実態解明などを進めています。
詐欺（オレオレ詐欺）の疑いで逮捕されたのは、埼玉県松伏町に住む自称・運送業の男（24）です。
警察によりますと、男は何者かと共謀のうえ、今年5月20日に富山市に住む70代女性の自宅に共犯者が電話を掛けました。そして「女性の息子が現金を至急必要としている」「息子の代わりに行く“上司の息子”に渡してほしい」などと話し、別の共犯者が富山市内で女性から現金280万円を受け取り、だまし取った疑いがもたれています。
男は共犯者から現金を回収する役割だったとみられ、今年5月、長岡市に住む80代女性から現金をだまし取ったとして逮捕されるなど、これまでに同様の手口で犯行を重ねた疑いで3回逮捕されています。
警察は男の認否について、捜査に支障があるとして明らかにしていません。警察は引き続き、男の余罪や犯罪組織の実態解明を進めるとしています。
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