「いまたべたいこだわりスイーツ」、その1回目は今が旬の果物、桃を使ったスイーツを紹介します。盛岡で育った桃を菓子店がひと手間加えて華やかに仕上げました。

盛岡市三本柳にある菓子店、みちのく創彩菓子砂田屋です。
店内には色とりどりのケーキや贈り物にぴったりの箱菓子が並んでいます。

商品には岩手県内の地名や、県内産の乳製品、酒の名前も。
砂田屋は地域の食材や特産品とコラボレーションした商品開発に力を入れています。
そんな店内に今の時期に並ぶのが桃を使ったスイーツです。


白とピンクが混ざった色合いの白桃がふんだんに乗ったプリンやパンナコッタ。
さらにはパイ生地の上にも桃が。


見た目も鮮やかで涼し気なスイーツたちには、「盛岡ピーチ」という商品名が付けられています。


その名の通り、使われている桃はすべて盛岡で育ったものです。

(甲斐谷キャスター)
「収穫の時期を迎えている桃の畑。あたりは甘い香りに包まれています。そして袋から顔をのぞかせているのがきれいな桃色です」

盛岡市手代森の田屋果樹園では、8月から9月にかけて6種類の桃を育てています。
お盆明けから収穫が始まったのが中生の2品種。


代表的な桃の品種のひとつで果肉がやや硬めな「川中島白桃」と、皮も果肉も黄色く甘い香りが漂う「黄金桃」です。


桃はひとつひとつ丁寧に袋かけされていて、日焼けによる皮の色の変化を防いでいます。
2024年は暑さの影響か、例年に比べ収穫はやや早めに進んでいますが、甘く大きく育ち出来はいいということです。
こうして育った盛岡の桃を使う砂田屋のスイーツ。


調理で大切にしていることを佐々木春奈さんに聞きました。

(砂田屋 佐々木春奈さん)
「層をたくさん作って食感や味を楽しめるようにしています」

層を作る。その言葉通り、桃味のゼリーの上にパンナコッタやプリン、そこにさらに小さくカットした桃をたっぷり乗せて、仕上げにレモン風味のゼリーをかけていきます。


食べるのがもったいなくなる美しい層が完成しました。
私はプリンをいただきます。

(甲斐谷キャスター)
「それぞれの層ごとに味が変わるのですが、どれも桃との相性がいいです」

ひとつのなかで桃の果肉の歯ごたえにプリンの滑らかさ、そしてゼリーのつるんとした食感と変化を感じることができます。

(砂田屋 佐々木春奈さん)
「色々な種類の桃のスイーツを用意しています。お店に来て、目でも楽しんで食べておいしいと言ってもらえたらうれしいです」

今が旬の盛岡の桃を使った砂田屋のスイーツはこの後、桃の品種を変えて8月末まで提供されます。

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