8月8日、宮城県川崎町内で警察車両に乗用車を衝突させて逃走した外国人グループの検挙に協力したとして、地域住民らに感謝状が送られました。

有力な目撃情報で感謝状

大河原警察署から感謝状が贈呈されたのは、有力な目撃情報を提供した川崎町の丹野林業建設と個人の3人です。

また、川崎町役場も不審者の情報をSNSで流したり地域住民の家を個別訪問し、注意喚起したとして表彰を受けました。

大河原警察署 及川謙太郎署長

大河原警察署 及川謙太郎署長:
「山中からの逃走で防犯カメラに頼ることができなかった。マンパワーに頼ることが大きかったことから地元の皆さまの協力を頂いた」

パトカーに衝突し逃走

この事件は8月8日未明、川崎町のメガソーラー発電所の関係者からの不審者の通報で駆けつけた警察車両に乗用車が衝突し、運転していたカンボジア国籍の男4人が公務執行妨害や出入国管理法違反の疑いで逮捕されたものです。運転手以外は当初、現場から逃走していました。

我妻優記者:
「男たち2人は犯行後、歩いて越えてきたとみられています。そしてこちらのあぜ道を歩いている最中に目撃されました」

川崎町で木の伐採などを行う丹野林業建設の大宮英男さん。8月9日の午後、仕事中に不審な2人を目撃しました。

男性のとっさの判断とは

丹野林業建設 大宮英男さん:
「見かけた位置はその辺なんですけど。怪しいなというか、人が歩かないところですからね。見た感じ若い人に見えたから」

大宮さんらが目撃したのは、乗用車から逃走していたリムボル容疑者(30)とナウクゥン容疑者(33)の2人とみられていています。2人は人目を避けるように歩いて行ったため大宮さんは、同僚と追いかけ、警察に通報しました。

丹野林業建設 高橋聖也さん:
「見た瞬間、小走りで逃げていったのでおかしいなと思って」

丹野林業建設 高橋聖也さん

2人が歩いていたのは、周りに林や畑があるあぜ道で、普段はあまり若い人が通るような場所ではなかったため、怪しいと感じたということです。

警察は、逮捕したカンボジア国籍の男4人が現場近くのメガソーラー発電所の銅線を盗んだ疑いがあるとみて捜査を続けています。

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