札幌市内の小中学校では26日、例年よりも5日長い夏休みを終え、2学期のスタートを切りました。

札幌市豊平区の月寒東小学校では、およそ1か月ぶりの登校日。児童がそれぞれ夏休み中の思い出を発表しました。

 小学3年生 西島芽吹さん
「プールを楽しんだあとは、近くにある焼き肉屋さんでお昼ごはんをおなかいっぱい食べて楽しい一日でした」

 小学校最後の夏休みを終えた小学校6年生は。

 小学校6年生 山丸未紗さん
「最後の夏休みだったからか、パパとかママがいろんなところに連れて行ってくれて、とても楽しい夏休みを過ごして、とてもよかったです」

夏休みの思い出を胸に、児童たちは気持ちを新たにしていました。

 一方、長期の休みの後は、子どもが通学や勉強への不安を感じやすく、特に目配りが必要な時期とされます。

 こちらは国がまとめた18歳以下の日ごとの自殺者数のグラフです。

子どもたちの悩みや不安を反映してか、全国的に夏休み直後の9月1日に自殺者数が多くなっています。

 札幌市の相談機関「子どもアシストセンター」では、市内に住む18歳未満の子どもや保護者を対象にして、電話やLINEなどで相談を受け付けています。

 札幌市子ども未来局 小松恵さん
「楽しかった夏休みが終わって学校が始まって憂うつだなとか、お友達とうまくやれるのかなというそういった相談はある」

例年よりも夏休みが長かった今年、特に注意したいことは。

 札幌市子ども未来局 小松恵さん
「長期の休みに入ると、夜型に生活リズムが崩れがち。イライラしたり無気力になったり、そういう影響はあるのかなと思う」

保護者は子どもの表情や口数に注意して不安な心に寄り添ってほしいと呼びかけています。

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