およそ1ヵ月にわたり熱戦が繰り広げられた北部九州インターハイ。地元で躍動した高校生の活躍を振り返ります。

11年ぶりに北部九州で開かれた高校生のスポーツの祭典、全国高校総体。県内6市で9競技10種目が行われました。

テニス男子シングルスでは準決勝で大分舞鶴同士が激突。舞鶴対決を制した松永が決勝で粘り勝ち、この競技で県勢初となる頂点を地元でつかみました。

(大分舞鶴・松永朔太郎)「やっと日本一をつかみ取ることができたのでうれしい。心が折れそうになったときもみんなの声が聞こえて支えになったので、最後まで一緒に戦ってくれてありがとうと伝えたい」

柔道では男子60キロ級春の王者、柳ヶ浦の吉村。全試合を延長戦で勝ち抜くと最後は地元での優勝に涙があふれました。

また、真玉カヌー場で実施されたカヌースプリントの高田の沢田・小串ペアがカナディアンペアで2冠に輝きました。

剣道では明豊の男子・山下剣希が個人で逆転優勝。団体でも勢いそのままに準優勝、明豊・女子もベスト4と活躍しました。

(明豊・山下剣希選手)「みんなの応援が心が折れそうなときでも背中を押してくれて絶対に勝つという気持ちになれました」

なぎなた女子では大分西の上杉・山名組が息の合った演技で優勝。団体戦でも準優勝しました。

中津市で行われたバレー女子、地元の東九州龍谷は忠願寺風來キャプテンと1年生エース・忠願寺莉桜の姉妹が躍動。優勝した金蘭会に健闘を見せ3位となりました。

(姉でキャプテン・忠願寺風來選手)「全部莉桜にボールが上がってきてメンタル的にくるところもあったと思うんですけど、最後まで決めきってくれて最高の妹だし最高のエースだと思います」

(妹・忠願寺莉桜選手)「お姉ちゃんとできる大きい大会があと2つなのでそこでしっかり感謝の気持ちをプレーで返せるように頑張りたいです」

最終日を締めくくったのはパリオリンピック若き銀メダリスト。高飛込で兵庫の玉井陸斗が堂々の優勝。別府翔青の池辺は5位入賞、板飛び込みでも3位と躍動しました。

県勢は地元開催の5競技6種目で日本一。仲間や家族の大声援に応えて大会を終えました。

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