去年の大雨で被災した大分市の府内城跡では、白壁が剥ぎ取られた土塀がむき出しになっています。2日から復旧工事に伴う構造調査が始まり、貴重な内部を見ることができます。

県指定史跡の府内城跡は去年7月に大雨の影響で土塀の一部が崩落しました。塀全体も傾いているため、災害復旧工事は総額1億3000万円に上ります。

4月2日から工事に向けた構造調査が始まりました。土塀はおよそ60メートルにわたって、白壁が剥ぎ取られていて、思わぬ形で文化財の調べることができる貴重な機会となっています。

(市民)「なにをやっているのか気になって見ていた。普段見られないものが見られるのですごくいい」「小学生に見せてあげたら、勉強になっていいのではないかな」

大分市教委では、土塀の内部構造を多くの市民にも見てもらおうと、5月以降に土塀の見学会を企画しています。

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