都内で開催されたTICAD=アフリカ開発会議の閣僚会合が閉幕し、来年行われる第9回TICAD首脳会合に向け、継続的な連携などを盛り込んだ初の共同文書が採択されました。

日本が主導し、アフリカの47か国が参加したTICAD閣僚会合は2日間の日程を終え、きょう閉幕しました。

閣僚会合では初めてとなる共同文書が採択され、▼保健システムの強化やデジタル技術の活用、▼アフリカの平和と安定に向けた国連安全保障理事会の改革、▼スタートアップ企業を育成する仕組みづくりなどの重要性が確認されました。

また、これらの成果をさらに発展させ、来年横浜で開催される第9回TICAD首脳会合に向けて、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

上川外務大臣は閉会後の共同記者発表で「ライフワークとして取り組んでいる女性・平和・安全保障=WPSに関する取り組みの重要性に多くの賛同が得られた」として成果を強調。

情勢が不安定なアフリカ東部を中心に平和を担う人材育成を地域レベルで展開する「女性平和人材育成イニシアティブ」を新たに立ち上げると発表しました。

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