青森県内初のプロスポーツチーム、バスケットボールB2の「青森ワッツ」について。クラブの経営危機で、継続審議となっていた「B2ライセンス」の交付とともに「メルコグループ」が新たなオーナーとなることがわかりました。

青森ワッツの運営会社青森スポーツクリエイションは23日に会見を開き、来シーズンの「B2ライセンス」の交付決定と、電気機器などを取り扱う「メルコグループ」を新たなオーナーとして迎えることを発表しました。

青森スポーツクリエイション 北谷稔行社長
「メルコグループさんの支えがあり。私たちに手を差し伸べてくれたこともあり。また来シーズン応援してくださる皆さんの前で、青森ワッツをお見せできる機会をつくっていただきました。本当に…。本当に本当に言葉では表せないほど感謝しております」

メルコグループは、バレーボールVリーグ1部のVC長野の経営に参画するなど、スポーツチームの運営経験もあります。

クラブを巡っては、当時の運営会社の筆頭株主が経営破綻したことに伴い、債務超過の解消などのために約5000万円の資金が必要となっていました。

リーグ側は「財務基準」を満たさないとして、ライセンスについて継続審議となり、来シーズンのリーグ戦参入が危ぶまれていました。

チーム存続の危機に対して、クラブは応援口座などで支援を募り、先週金曜日には運転資金の確保の見通しが立ったと発表していました。

Bリーグは23日の理事会で、懸念材料が解消されたとしてワッツに対する「B2ライセンス」の交付を決定。

青森ワッツは、県外の大企業のサポートを受け、来シーズンもBリーグを舞台に戦うことが決まりました。

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