福島第一原発で燃料デブリの取り出しが中断した問題で、齋藤経産大臣が23日、東京電力の小早川社長に対し猛省を促しました。

(齋藤健経済産業大臣)「(今回のミスは)地元、国内外に不安を抱かせるものであり猛省を促したい」

福島第一原発では22日から燃料デブリの試験的な取り出しが始まる予定でしたが、取り出し装置を格納容器に押し込むパイプの順番に間違えがあり、作業が延期されました。
このパイプは先月28日に設置された時点で本来とは異なる順番で置かれていたとみられ、1か月近くミスを見落としていた可能性があるといいます。

(東京電力・小早川智明社長)「事前の段取りについて、東京電力が十分に関与できてなかったのではないか、現場の要所要所での管理が不足していたのではないか」

燃料デブリの取り出し再開は27日以降になる見通しです。

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