気象庁によりますと、23日15時にマリアナ諸島地域にある台風第10号(サンサン)は、24日の15時には勢力を強めながら小笠原近海に進んだ後、28日午後3時までには本州に上陸しているおそれもあるとみられています。

台風第10号(サンサン)の今後の動き

これをうけて新潟県では23日、27日から暴風域に入る可能性もあるとして、水稲・大豆・ソバなどのほか、園芸や野菜などの農作物や、畜産や漁業などの管理対策を呼び掛けました。

あわせて新潟県では、台風の接近時には土砂災害や低い土地の浸水・河川の増水に警戒するばかりではなく、ほ場や水路などの見回りには行かないようにしてほしいとしています。

また暑い日が続くことから『熱中症対策』も十分に行うよう呼び掛けています。

台風10号(サンサン)今後の動き【気象庁 23日午後3時45分発表】

23日午後3時現在マリアナ諸島にある中心気圧985hPaの台風10号は、ゆっくりとした速度で北に向かっています。
24日午後3時には暴風域を伴いながら勢力を強めて小笠原近海に進んだ後、25~26日にかけては西寄りに進路を変えつつ、日本の南の海上で非常に強い台風に成長するとみられています。

その後、台風10号は27日午後3時には時速15kmで北に向かい、28日午後3時の予報では台風の中心は新潟県付近を中心とする半径330kmの円内に接近するとみられています。台風の進路によっては、東北から九州地方にかけての広い範囲で風速25m/s以上の『暴風域』に入る可能性があります。

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