来年の大阪・関西万博で、博覧会協会がペットの同伴入場の実施を見送る方向で検討していることが、関係者への取材で分かりました。

万博では、自身もネコを飼っている大阪市の松井一郎前市長の発案で、会場にペットを連れて入場できるかどうか、有識者らの間で話し合われていて、今年6月時点で博覧会協会は、以下の概要案をとりまとめていました。

〇来場可能な期間は、来年5月12日~16日、5月26日~30日の合計10日間とする

〇同伴入場可能なのは、公共交通機関に持ち込めるケージに入るサイズの「イヌ」に限る

〇受け入れ上限は1日あたり100匹とする

〇会場内では、バギーに乗せる

この案を議論した今年6月の理事会では、理事から「期間が限定的すぎる」「なぜイヌだけなのか」といった声が上がり、賛否が分かれたため、継続して審議することとなりました。

協会関係者によりますと、協会内部で案を再検討したものの、一部の理事の反対意見が根強く、ペットの同伴入場を断念する方向で検討しているということです。

協会は、9月に行われる次の理事会で、ペットの同伴入場を見送ることを諮る見通しです。

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