職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは京都市西京区の大学生・上野敦稔容疑者23歳と大阪市浪速区の職業不詳・河野剛大容疑者30歳の2人です。

警察によりますと、2人ははおととし11月、当時20歳の大阪府の女性に広島市にある店舗型性風俗店を紹介するなどした疑いがもたれています。

おととし7月ごろから大阪・ミナミのホストクラブに出入りするようになった被害女性。

「お前が好きだ。将来結婚しよう。ただ背負っている借金があり、それを返さないと結婚できない」

ホストだった上野容疑者はこうした甘い言葉で女性を誘惑。さらに…

「俺のエースになってくれ」

上野容疑者が「推し」ホストだった女性は交際していると思い込まされ、次第に売掛金と呼ばれるツケ払いが膨らんでいき、支払いが滞っていきます。

「出稼ぎに行ってよ」

そして支払いのために広島の店舗型性風俗店を紹介されますが、このときスカウトとして仲介したのが河野容疑者だったとみられています。

女性はその後も東北や北陸や、九州など全国各地の性風俗店を紹介され働いていて、2年間で1000万円近くを上野容疑者に貢いだということです。警察は上野容疑者と河野容疑者が共犯関係にあることから捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。

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