2019年の参院選で、演説中の当時の安倍総理にヤジを飛ばした女性が、北海道警に排除されたことをめぐる裁判で道に賠償を命じた札幌高裁の判決が確定したことを受けて、警察庁の露木長官はきょう「警察官の行為が、一部違法とされたことについて真摯に受けとめなければならない」と述べました。

また、露木長官は、「選挙運動にともなう警護は通常の警護に比べ、格段に危険度が増し極めて難しい判断が伴う」と指摘した上で、「法令に基づく適正な職務執行に努める」と強調しました。

この裁判をめぐっては、北海道警の警察官らに会場から排除された男女2人が北海道に賠償を求め、最高裁は19日付けで男性側と北海道側の上告をそれぞれ退け、女性だけに賠償を認めた札幌高裁の判決が確定することになります。

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