岡山市でおととし、虐待の末に娘を死亡させた罪に問われている母親の裁判で、共謀して虐待したとされる元交際相手の男が出廷し当時、「母親と体罰について相談していた」などと述べました。

逮捕監禁致死などの罪に問われているのは、岡山市北区の西田彩被告です。

西田被告はおととし、交際していた男とともに、娘の真愛ちゃんを虐待の末死亡させた罪に問われています。

男は虐待の実行役で去年、懲役14年の判決を受けました。

西田被告の裁判では「男との共謀が成立するか」が争点となっていて、当時の状況を調べるため男の証人尋問がきょう(21日)行われました。

男は検察側の質問に対し、

「西田被告から真愛ちゃんのしつけについて相談を受けたことが虐待のきっかけになった」

「体罰を止めた時期もあったが2人で話し合い体罰を行うことになった」

「真愛ちゃんが悪いことをしたときは西田被告から報告があった」
などと述べました。

一方弁護側は、西田被告は当時異常な精神状態だったため共謀は成立しない、と主張していて、あす(22日)の被告人質問などで立証していくとしています。

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