高校野球・夏の甲子園、鹿児島県代表の神村学園は惜しくも準決勝で敗れてしまいましたが、神村学園の地元・いちき串木野市では、球児に熱い声援が送られました。

いちき串木野市の冠岳温泉です。

(記者)「待合室では地元の人が集まって選手たちにエールを送ります」

温泉の利用者や地元の人などおよそ20人が朝から集まり、試合を見守りました。

(地元の人)
「ここまで来たから最後までいってもらいたい」
「いちき串木野市の誇り」

9回表・2アウト、固唾を呑んで見守りますが…試合終了。

(地元の人)
「これまで選手が頑張ってくれたからいいと思う、残念だけど」
「元気もらった楽しい1日だった」

(神村学園の卒業生)「最後までよく頑張ったと思う。ありがとうございました、感謝」

(地元の人)「みんなよくやったと思う。今は悔しくて泣いてもいいけど、また次があるから」

(冠岳温泉 川原大輔さん)「温泉入ってゆっくり試合の疲れをとってほしい」

神村学園の目の前にある生花店「Teboya」では、去年に続き今回も、神村学園のイメージカラー、赤の旗が掲げられていました。

(久木野信介さん)「神村学園上空にいい風が吹いていますって」

店主の久木野信介さん。今年は父・正治さん(80)と応援しました。正治さんは普段、神村ナインの宿舎近くの畑で農作業をしています。

(正治さん)「練習の声が聞こえるよ。パワーをもらうのよ、畑にきていてもね。試合の結果を見てコメントを書く」

宿舎の生徒たちが通る道には、県大会の時から、試合が終わるたびに球児へのあふれる思いを書いて貼り出しています。

一喜一憂しながら応援。
(久木野信介さん)「仕事どころじゃない」

9回表・2アウトの場面。
(信介さん・正治さん)「行った!まわれまわれ、セーフあーーー、おわった」

(久木野信介さん)「こんなに盛り上げてくれて、元気もらっているし、みんな」

正治さんは、全力プレーを見せた神村ナインへ最後のメッセージを書き始めました。

『息づまる準決勝でした。2年連続準決でかした。甲子園での5試合どの試合もすばらしかった。ごくろうさん!』

(正治さん)「また来年があるよ」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。