海上保安庁の仕事を知ってもらおうと、広島県呉市の中学生による職場体験が行われました。

20日から2日間、海上保安大学校で職場体験をしたのは、呉市内の中学2年生24人です。まず生徒たちは、海上保安庁と海上自衛隊の業務の違いや航海に必要な海上交通のルールなどを模擬授業で学びました。

中学生「面舵一杯!」

生徒たちが体験しているのは、練習船「こじま」の操船シミュレーターです。教官と海図を確認したあと各配置に就きシミュレーターを使って東京湾を航行していきます。生徒たちは、周囲に船舶や障害物が無いか双眼鏡やレーダー画面を確認しながらレインボーブリッジをくぐったり、夜間航行を体験したりしました。

21日は、刃物で襲われた時や相手に捕まれた時に振り払ったりする制圧訓練です。生徒たちは、お互いに技を掛け合い、真剣に取り組んでいました。最後に修了式で一人一人に修了証書が手渡され、2日間の職場体験が終わりました。

体験した中学生
「職場体験で(海上保安官が)海の安全を守っていたり綺麗さを守っていることがよく分かりました」
「将来は、海上保安官になりたいです」

海上保安大学校では、今後も呉市と連携して職場体験を受け入れることにしています。

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