京都・祇園では、外国人観光客が増える中、ある問題に悩まされています。それが『私道への立ち入り』です。

 (祇園町南側地区まちづくり協議会 太田磯一常任理事)「(Q地元としては何が困る?)この通りにお茶屋さん、置屋さん、民家があるんですけれども、ここに20人30人のツアー客が来られて滞留されると、芸妓さん舞妓さんが出て来られない。出たが最後、取り囲まれて身動きがとれなくなってしまう」

 この通りに店を構えるお茶屋の女将も、日常生活で使用する道が観光地化していることに頭を悩ませているといいます。

 (つる居 田中泰子女将)「ゴミを植木鉢に突っ込んでいったりとかしはる。コロナ前もひどかったんですけど、また…。(Q恩恵よりマイナスが大きい?)多いです」

 太田さんら祇園の私道を管理する協議会は、観光客らに対して、店や民家に面する私道への立ち入り禁止を呼び掛ける看板を設置する予定で、今後は違反者には罰金1万円を科すということです。

 (祇園町南側地区まちづくり協議会 太田磯一常任理事)「本当のことを言えば看板自体も立てたくないんですよ。地域の住民の方たちのお声が大きいので、背に腹は代えられない」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。